過去に150系ランクルプラドを盗難されました!それも2回!
1回目は盗難されましたが偶然別の場所で発見されました。
2回目は納車されて1ヶ月後に盗まれてしまいました。
車両盗難で車内が荒らされた写真やあまり知られていない還付金情報をまとめました。
プリウス、ランクルなど車両盗難が多い車を購入する方、既にお持ちの方必見です。
Contents
2回のランクルプラド車両盗難
1回目の盗難は150系前期モデルが被害に合いました。
しかし、盗まれた当日の昼には別の場所で見つかり、車両盗難未遂で終わりました。
その後、盗まれた車は自動車保険で修理し売却し、150系中期モデルを新車で購入しました。
その新車の納車から1ヶ月後、またしても車両盗難に合い2回目の自動車盗難です!
今回は完全に盗まれてしまいました。
正直、納車されて1ヶ月で盗まれたので完全に狙われていたと思います。
2回目の盗難では保険会社から、これだけの短期間で2回盗まれたので怪しまれ、事情聴取に合いました。
事情聴取では、2回目の車両盗難でハンドルロックをしても盗られたので、このブログにも載せている写真を見せながら説明し無事に保険金の支払いがされました。
盗難1回目 150系プラド前期
1回目の車両盗難は150系黒色のTXグレードの前期モデルです。
2年間乗り、走行距離は16000kmぐらいだったと思います。
オプションはサンルーフとルーフレールぐらいで、音響を全てRockFordで統一していました。
盗難の連絡は長野への出張中にありました。
それは、ディーラーから1本の電話。
「プラドってコインパーキングに止めていませんか?」
いやいや、長野の出張に来ているので、自宅の駐車場に停めましたよ。
「警察から電話があって、コインパーキングで荒らされているのが見つかりました!」
え!自動車盗難!?正直、頭が真っ白になりました。
プラドの盗難は良く耳にしていましたが、まさか自分が被害者になるとは思ってもいませんでした。
続けてディーラーからは、
「車両は見つかりましたが、車内は結構荒らされています。
事情聴取もありますので名古屋の警察署まで来て下さい。」
急遽、出張先の長野から名古屋へ戻り車両が保管されている最寄りの警察署へ。
ここで、変わり果てた愛車と遭遇します。
盗難された車と対面
急遽、長野から名古屋へ戻り、愛車が保管されている警察署につきました。
そして、盗難未遂にあった車とご対面!
ひどい状況でした。。。
ステアリングコラムの下がガッツリ、割られたり。
助手席の下もカバーも外されて。。
ボンネットも曲げられていました。
写真で悲惨な状況がわかると思います。
この様に盗難未遂で終わるのは、かなり珍しいです。
ステアリング下のケーブル関係も切られていたので、案の定、エンジンも掛りません。
これは、プラドに標準で入っているセキュリティーの一種、イモビライザーという電子キーの暗号化装置を破壊しているからです。
窃盗団はこのイモビライザーをカットして特殊な方法でエンジンを掛けて、駐車場から盗み出して別の場所で作業もしくは分解を行う予定だったと思われます。
愛車は、何と自宅駐車場から15キロも離れたコインパーキングで見つかりました。
なぜ盗難車が見つかったのか?
車が発見されたコインパーキングの近くに住む住人からの通報でした。
朝方、近所の人がコインパーキングで停められているプラドに男数人が色々と作業しているのが怪しいと通報があり、警察により愛車が発見されました。
しかし、犯人は警察が来る間に逃げてしまい捕まりませんでした。
ここからは推測ですが、犯行グループは作業工程が分けられていると思います。
まず、自動車を駐車場から盗み出すグループ
その後、売れるパーツや部品などを分解するグループ
車を解体するグループ
不正に輸出するグループ
私の場合は、売れるパーツを取っている段階で通報されたと思います。
見つかるのが早かったのか、車内は荒らされましたが、カーナビなど主要なパーツは一切取られていませんでした。
警察の事情聴取も終わり、エンジンもかからないので保険会社とディーラーに連絡してレッカーしてもらう事となりました。
そして、メーカーの指定修理工場に入庫し、修理見積と続きます。
自動車盗難 修理見積もり
自動車修理工場に行き、今回の車両盗難が原因で傷のついたパーツをチェックしました。
内装は、ステアリングカバーの下、センターコンソール付近、助手席のグローブボックスなどが破壊もしくは傷がついていました。
一方外装は、ボンネットが曲げられていました。
ボンネットはバールを使って曲げて、バッテリー端子を外されたと思います。
これで、セキュリティーを切ったのだと思います。(バッテリー無かったら警告音も鳴らないですから)
外装で大きな修理は、ボンネットぐらいでした。
修理費用は総額すると、100万くらいになったと思います。
ここでポイントですが、自動車保険に加入している場合はできるだけ多くの修理箇所を指摘したほうがいいです。
自動車保険を使えば金額に関わらず3等級の降格になりますので、必ず多くの修理箇所を指摘しておきましょう。
当初80万の見積もりでしたが、交渉をして100万くらいまで上げる事が出来ました。
何事も交渉が大事です!
修理したプラドを300万で売却
自動車盗難に合った車を乗り続けるのは、何か気持ちが悪いのでユーカーパックを使って売却しました。
ランクルは下取り価格が高いのが有名で、私の場合は、360万で買った新車が2年乗り300万円で売却できました。
2年で60万円で乗れたので、非常に満足です。
さらに、自動車保険では必要最低限の修理しかしませんでしたので、100万円の修理見積もりの内、40万円を使い最低限の修理で終わらせました。
差額の60万円が手元に入ってきたので、実質2年間は無料(タダ)で乗る事が出来ました
自動車保険を使っても直さなくても良い
実は自動車保険を使って修理代金を請求したとしても、実際には修理をせずに保険代金を受け取っても良いです。
もちろん合法ですので安心して下さい。
私の場合、直す前から売却を決めていたので、ボンネット交換と最低限の修理だけを行いました。
保険会社との立会いで、指摘した大部分は修理を行いませんでした。
この為、比較的多くのお金を次に買う車に回すことが出来ました。
とは言っても、300万で売れたランクルが下取りが良いので、助かりました。
ランクルプラドの下取りが高い理由
なぜ、ランクルやプラドなどSUVが下取りが高いのでしょうか?
実は海外で非常に人気が高いので下取り価格が高いです。
中古車のプラドのほとんどが、アジア諸国や中東やロシアなど海外へ輸出されます。
なぜ、海外で人気なのでしょうか?
実は2つの理由があります。
悪路に強いランクル
アジア諸国などは、まだまだ道が整備されておらず悪路が多いので、ランクルはこういった悪路に強いので海外需要があります。
日本ではあまり想像できませんが、ランクルは山道や砂利道など普通自動車が運転な困難な場所でも運転できるように設計されています。
標準で雪道や悪路に強いデフロック解除の機能や上位グレードでは砂漠や砂道を走るときに選択するモードもあったりもします。
日本の道では、ほとんど使用しない機能ですが、海外では非常に重宝しますので海外でも人気が高いです。
ロケットの発射台に使われている
中東やアフリカなどではランクルがテログループの手に渡り、内戦や紛争などの戦争に使われている事があります。
ISISなどの動画を見るとTOYOTAと書かれたランクルを多く見ると思います。
テロでどういった場面で使われるのでしょうか?
もちろん、道が整備されていない悪路での使用もありますが、実はロケット台に使われている事があります。
サンルーフからロケット砲をセットして、ルーフレールに固定し発射します。
下取りの高い条件として、サンルーフとルーフレールが必須なのは、ロケット砲を固定する為だったのです。
更に、ランクルは非常に車体剛性が強くロケット砲などの衝撃にも十分耐えられるとの事です。
ランクルを輸出するには特別な許可が必要
ランクルを輸出する場合には、経済産業省の許可が必要になります。
輸出許可を受けるには、使用用途や輸入者の情報が必要で、ランクルを戦争やテロ行為に使われない様に国を挙げて防いでいます。
しかし、これは正規に輸出する場合に必要ですが、盗難に合った車のほとんどは正規の手続きをせずに不正輸出されていると考えた方が妥当だと思います。
港にあるヤードなどで解体し、パーツとして輸出され現地で組み立てられる場合もあります。
まとめると、海外需要が高いので、ランクルプラドは下取り価格も高いです。
盗難2回目 150系プラド中期
盗難未遂で終わったプラドを売却して、新車で150系プラド中期モデルを購入しました。
前期モデルではTXグレードでしたが、今回はその上位グレードであるTX-Lパケを購入しました。
レザーシートは中東の富裕層から人気なので、プラドの下取り査定も高いです。
今回のオプションは、サンルーフ、ルーフレイル、LEDヘッドライトを注文しました。
色は前回と同じブラック!白か黒を選べば間違いありません。
下取りが非常に高い完璧な仕様にしました。
しかし、この車にも盗難の被害に合ってしまいます。
それは、新車が納車されて1ヶ月ぐらいたった時の出来事です。
前回盗難被害にあった、駐車場と同じ所に停めていましたが、朝起きたら車が無くなっていました。
納車されて1ヶ月でプラド2回目の盗難です。
完全に盗まれたプラド
2回目のプラドは、完全に盗まれました。
見つかったものといえば、近所に落ちていたナンバープレートだけでした。
車を盗み出してから、すぐにナンバープレートを付け替えたのだと思います。
1回、盗難の被害に遭っているので、2回目は冷静に対応できました。
まずは、警察に連絡して、現場検証となります。
駐車場の写真を数枚取られ、被害届を作成します。
この被害届は、保険会社へ保険金の請求に使いますので、大切に保管してください。
次に保険会社に電話して盗難に合った事を説明し、後日、事情聴取をされる事になりました。
この短期間で2回も盗難被害に合っているので怪しまれるのも当然です。
保険会社からの事情聴取
保険会社との事情聴取は近所の喫茶店で行いました。
聞かれた内容は、「どのように停めていたか?」「鍵はしっかり掛けていたかなど?」
当たり前の事を聞いてきました。
今回は防犯対策としてハンドルロックをしていましたが、ダメでした。
ハンドルロックの写真も見せて、保険会社の人も納得してくれました。
保険会社から話を聞くと、盗難があった日に名古屋市内で3件も自動車盗難が発生したとの事です。
金曜日の夜で、小雨が降っていた事から窃盗団にとって都合の良い日だったのかもしれません。
無事に保険金の支払い
保険会社からの事情聴取も終わり、無事に保険金が払われました。
今回は、完全に盗まれたので車両保険の満額で受け取りました。
車両盗難でみつからなかった場合、全損扱いとなりますので見舞金の20万円も支給されました。
保険会社によっては見舞金が支給されないと思いますが、私が入っている保険会社では支払われました。
2回目の車両盗難は車が出てきませんでしたので、色々な面倒な事をしなくても良く比較的スムーズに進める事が出来ました。
2回車両盗難に合った経験者が語りますが、盗まれる場合は完全に盗まれた方が良いです。
見つかった場合、修理や売却などで必要以上に手間がかかります。
不謹慎ですが、どうせ盗むならしっかりと盗んでくれた方がありがたいです。
と言っても、盗まれない方が断然良いのですが、その方法はあるのでしょうか?
自動車盗難を防ぐには?
自動車盗難を防ぐためには、セキュリティーやハンドルロックが有効と言われていますが、私は違うと思います。
2回目の盗難に合った時は、ハンドルロックをしていましたが、盗まれました。
プラドなどの車両盗難は、狙われたら終わりだと思います。
いくら良いセキュリティーや盗難防止対策をしても狙われたらおしまいです。
狙われないための有効な手段は色々ありますが、絶対は無いと思いますので、自動車保険に必ず入る事をお勧めします。
私は、しっかりと車両保険まで入っていたので、金銭面では助かりました。
標準のセキュリティーは無駄?
プラドには、純正セキュリティーが入っていますが正直、効果はあまり無いと思います。
その理由の一つにバッテリーを外されたらセキュリティーアラームが機能しなくなります。
盗まれた1台目は、ボンネットをバールで開けられてバッテリー端子を外されました。
これで、セキュリティーが無効になるので、不正にドアを開けてもアラームは鳴りません。
この様に、自動車会社が頑張って作ったセキュリティーもあまり効果はありません。
正直、窃盗団とのいたちごっこだと思います。
セキュリティーでお金を掛ければ、盗まれにくくなりますが、狙われたら終わりです。
例えば万全なセキュリティーを組む場合、ハイエンドモデルに傾斜センサーや近接センサーを付けると工賃も含めて、軽く20万は超えてくると思います。
そこまでしても、狙われた終わりです。
今では、キーレスの電子キーが普及しています。
そんな電子キーを使ったリレーアッタクの盗難手口がYoutubeに
プラドを2回盗まれた私がオススメする最善の方法は
自動車保険です!
もう、これしかありません!
必ず車両保険に入って下さい。
プラド、プリウスなど盗難されやすい車は絶対に自動車保険に入りましょう!
500万で購入した車だったら、しっかりと500万円の車両保険へ入りましょう。
2回盗難されましたが本当に自動車保険に入っていて良かったと思っています。
1回目の修理代金は80万
2回目は全損扱いで、購入価格の460万
全て自動車保険で戻って来ました。
保険に入っていなかったら、100%自己負担なのでとてつもない金額です。
車両保険以外に返ってくるお金
車両盗難に遭遇して自動車保険金以外に返って来るお金があります。
自動車税と自動車重量税が返ってきます。
結構、知らない人もいると思います。
この還付手続きを行い、少し戻ってきました。
運輸支局に問い合わせれば、手続きを教えてくれます。